こんにちは！CREの山本です。今回はCREが機能を開発し、定常的に発生するデータ修正作業の工数削減に挑んだ話について書こうと思います！
はじめに
以前ブログを寄稿してから1年以上間が空いてしまいました。 アンドパッドにJOIN後に色々なことがありましたがトータルで約3年が経とうとしています。 前回のブログ寄稿時はANDPAD施工管理をメインで担当しておりました。現在は引合粗利管理や請求管理といった施工管理とは別分野のプロダクトを担当し、日々課題に向き合っております。
前回のブログ tech.andpad.co.jp
前提
基本的にCREのメインの業務は開発部門への問い合わせ対応における一次調査となります。 ソースコード調査は行うものの、実際の不具合修正対応や機能開発など実際の開発作業は依頼して各プロダクトチームが対応します。 問い合わせ対応の内容によってはユーザー側では解消不能なものもあり、エンジニアによるデータ修正でしか対応できないケースもあります。 そのような問い合わせが発生した際、データ修正も不具合修正と同様に各プロダクトチームのエンジニアへ依頼し対応を行っていました。
今回は上記のうちエンジニアによるデータパッチによるデータ修正までの調整を行う中で、 CRE全体の成果目標の一つである「ユーザーの不安は少しでも早く解決する」*1に対して、もっと効率化できたら良いなと感じ活動を行いました。
やったこと
CREにて管理画面からデータ修正を行える機能を開発しリリースまで行いました。
なぜやったのか
管理画面からデータ修正を可能にすることによって、以下の効果を期待しました。
1.データの直接修正のためのエンジニア工数の削減
アンドパッドのプロダクトチームでは日々新機能開発や改善に向き合っています。
問い合わせ対応によるデータ修正のためにはデータ修正の準備から申請など意外と工数がかかってしまうこともあり、
本来の開発業務に必要な工数を使って対応しなくてはなりません。
その結果としてユーザーに機能を届ける妨げになってしまう課題がありました。
2.CRE内で作業を完結できることによるお問い合わせ回答までのリードタイム削減
データ修正をエンジニアに依頼した場合、エンジニア側のスケジュール確保のためのやり取り、 エンジニア側での修正対応が完了するまでの待ち時間と、CREではコントロールできない範囲で対応完了までのリードタイムが延びてしまう課題がありました。
ANDPAD管理画面にデータ修正機能を追加し、CREがデータ修正を担うことで、エンジニアとのやり取りが0になり、 ユーザーのお困りごとを早く解決できることを期待しました。
自分たちで使う画面なんだから自分たちで開発してみようと、まずは頻度が多いデータ修正をピックアップし対応を進めてみることにしました。
開発作業
いざ開発を進めることになったのですが、前述の通りアンドパッドのCREでは問い合わせ対応における調査が日頃の業務のメインとなります。 リリースまで完走できるか心配な部分もありましたが、以下のように色々な方々に協力いただくことで効率的に作業を進め、無事リリースすることができました。
- チームで協力し、CREの通常の業務ではなく開発作業に集中する期間を設ける
- 管理画面を開発しているチームのエンジニアに協力してもらいペアプロで不明点を解消する
- プロダクト側での品質・運用改善をメインで行う合宿にCREも混ぜてもらいペアプロを行う
みなさまご協力ありがとうございます！！
やってみて
実際にデータ修正が必要なお問い合わせが発生した際は、管理画面上から行えるため、CRE内で完結することができています。 データ修正のための調整コストなどが削減できていると感じています。
また、副次的な要素としてこれまでメインでは行っていなかった開発作業をすることで、日頃の調査業務のスキル向上にもつながったと感じています。
最後に
今回はCREが問い合わせ対応に関わる開発チームの工数を削減するため、データ修正機能開発を行った記事を書きました。 他にも業務上の課題は残っていますが、今回の機能開発を経て課題解決のための手段が増えたと考えています。 今回のようなCREだけでなく開発部全体の最適化を図れるような改善にもチャレンジし、CREの業務の幅と深さを増やしていきたいです。
CREではユーザーのお困りごとを少しでも早く解決できるようアイデアを出したり、一緒に課題に向き合っていける仲間を募集しています。 アンドパッドのCREに興味を持っていただけましたら、ぜひカジュアル面談などにいらしてください！
