アンドパッドの山根です。
2025年9月19日から21日までの3日間iOSDC Japan 2025が開催されました。
今年は弊社はゴールドスポンサーとして参加していました。 他にも、スポンサーセッションで1名、そしてLTセッションでも1名が登壇しました。両セッションとも多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
会場の雰囲気
今回の会場は、有明セントラルタワーホール&カンファレンスでした。
参加者が多いiOSDCですが、この会場は非常に広々としており、メインホールや各セッションルームも十分なスペースが確保されていたため、多数の来場者を受け入れるのにぴったりの場所だったと感じます。
また、会場周辺には飲食店も豊富にあり、昼食の選択肢に困ることがなく、休憩時間にも気軽に食事をとることができたのは非常に便利で、参加者にとってストレスなく過ごせる環境でした。
スポンサーセッション、LT登壇
Day2の弊社スポンサーセッションでは西が登壇し、ガントチャートUIを題材にUICollectionViewLayoutの表現力や実装方法について紹介しました。
スポンサーセッションにもかかわらず、会社紹介もそこそこにひたすらコードを出しまくる稀有なセッションとなりました。最後に紹介されていたサグラダファミリアは今なお建設中とのことです。
また同日のLT大会では弊社からやまひろが登壇しました。
5分という短い時間でしたが、ネイティブフレームワークとFlutterの両方に触れたからこそ分かる両者の違いやそれぞれの強みについて紹介しました。
聞きに来てくださった皆さまありがとうございました!
弊社のスポンサーブースの様子:Swiftクイズと工程表デモ
今年の弊社のスポンサーブースは、例年とはテイストを大きく変え、参加者の方々に楽しんでいただけるコンテンツを用意しました。
Swiftクイズ
ブースのメインコンテンツとして、Swiftに関するクイズを出題し、多くの方に挑戦していただきました。
出題は、Day 0で4問、Day 1、Day 2のそれぞれの午前・午後で4問ずつ、合計で20問用意しました。Swiftの言語仕様や機能に関する問題を主軸としており、基礎知識だけでなく応用力も試される、解きごたえのある内容だったかと思います。「難しかったけど楽しかった!」というお声を多数いただき、熱量の高さを感じることができました。
全クイズとその解説記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。guard構文のあまり知られていない仕様やNever型の面白さなど、ぜひSwift言語自体の魅力にも触れてみてもらえればと思います。
ネイティブ工程表機能のデモ展示
また、スポンサーセッションでご紹介した「ネイティブ工程表機能」のデモ展示も実施しました。
実際に多くの方がブースで操作を体験され、その使いやすさや機能性について好意的な評価をいただけたことが大変嬉しかったです。セッションの内容を、実際に触って体感してもらう良い機会になったと感じています。
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— ANDPAD (アンドパッド)開発部 (@andpad_dev) 2025年9月20日
Hello #iosdc 2025 Day1
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アンドパッドブース、起動しました!
今日も午前と午後で出題が変わる Swift クイズを実施しています!
正解するとノベルティをプレゼント‼︎
皆さまのチャレンジをお待ちしております! pic.twitter.com/N47RYn0CPS
スポンサーブーススタンプラリー全制覇!!
iOSDCは年々規模が拡大しており、それに伴ってスポンサー企業の数も増加しています。結果として、受け取るパンフレットの厚みが増すとともに、会場内のスポンサーブースも賑わいを見せていました。 今年は、その数多くのスポンサーブースを全て巡ることができました。
どのブースも趣向を凝らした企画やコンテンツを展開しており、、刺激を受けました。特に嬉しかったのは、ブースに立っているエンジニアの方々と直接交流できたことです。
開発現場での悩みや課題について意見交換をしたり、展示されている機能の実装における裏話などを聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。このような交流は、オンラインでは得られないiOSDCならではの醍醐味だと改めて感じました。
印象に残ったセッション
「カスタムUIを作る覚悟」
Day1でまつじさんが発表されたトークです。
アンドパッドでは日々の開発のなかでエンジニアとデザイナーが集まってUIデザインの議論を行うことが多く、その際にエンジニア側から標準のUIコンポーネントを利用できないか打診することがよくあります。
その理由はこちらの記事でも触れている通りカスタムUIに対する種々の懸念があるからなのですが、本トークではまさにそういったことがわかりやすく説得力のある形で解説されていました。
例として挙げられていた標準UIコンポーネントの機能のなかには初めて知ったものもあり、大変勉強になりました。
「カスタムUIを作るな」ではなく「カスタムUIは必要に応じて作っても良い、ただし覚悟をもって作れ」というメッセージだったのも良かったです。是非エンジニアとデザイナーで一緒に見るのをおすすめしたい素晴らしいトークでした。
「『iPhoneのマイナンバーカード』のすべて」
Day2での@d_dateさんによるマインバーカードに関するトークです。 モバイル運転免許証mDL(ISO/IEC 18013-5)やデジタル身分証の規格であるmDoc(ISO/IEC 23220)の説明から入り、Apple端末上でどのようにそれらの規格を扱うかをわかりやすく解説されていました。
専用の特別entitlementやマイナンバー専用のクラスなど通常では知れない話も多く、おもしろかったです。 なぜApple Walletのマイナンバーカードが桜模様なのか、などおもしろい小話もありあっという間のセッションでした。
終わりに
iOSDC Japan 2025はとても楽しいイベントでした。今回の体験を日々の業務で少しでも多く活かせればと思いました。

iOSエンジニア募集中
アンドパッドではiOS エンジニアを募集しています!来年のSwiftクイズを一緒に考えましょう!!