こんにちは、プロダクトアナリティクス部の安島です。
アンドパッドに入社をしてまもなく半年を迎えるので、私のこれまでを振り返りながら、現在アンドパッドで担当している「経営・業務BI構築コンサルタント」の業務内容や部署内の役割、そしてアンドパッドに入って感じたこと点について、まとめたいと思います。
この記事が、アンドパッドの仕事内容に興味がある方、採用選考中や応募を検討されている方、プロダクトやデータ視点でのポジションに関心のある方の参考になれば幸いです。
この記事で話すこと
- なぜアンドパッドを選んだのか
- 業務BI構築コンサルタントの業務内容
- アンドパッドで感じる働きがい
- アナリティクス部に向いている人の適性
これまでのキャリアとアンドパッドに入るまで
以前は、飲食業界や空間設計、店舗開発といった、リアルな「場づくり」に携わっていました。業界は近いものの、職種は全く異なるものでした。 その後、数年前の社会情勢の変化を機に、IT領域に軸足を移すことを視野に入れ、数年活動していました。Web関連、ITプリセールス、DX支援など受託案件で関わり、徐々に関わる幅も広がっていく中で、この業界で横断的かつ、深く関われるような専門性を高めたいという思いが強くなりました。その手段として「データを活用する」ことだと考えるようになりました。
「顧客の課題と向き合い、ものづくりで解決する」という視点は、今も変わらず自分の軸としています。建築・建設業界の課題にテクノロジーで向き合うアンドパッドへの入社を決めたのは、これまでの経験を活かし、「プロダクト × 顧客課題」という領域で、深く関わり貢献できるポジションと感じたからです。
プロダクトと顧客の声から、アナリティクス・BIを開発
現在、私が所属するプロダクトアナリティクス部では、ANDPADのさらなる利用促進を目指し、各プロダクトのデータ活用を支援するためのアナリティクス開発を行っています。 チーム内には2つの役割を担うメンバーで構成されています。
顧客と直接コミュニケーションを取り、個社ごとにBIを構築する「コンサルタント」と、プロダクトのアナリティクス開発を行う「エンジニア」の二つの役割を担うメンバーがいます。この体制によって、それぞれ異なるアプローチから顧客、プロダクト、そして事業への価値提供を最大化しています。
・経営・業務BI構築コンサルタントの業務内容
私は、その中の個社ごとの課題に向き合うBI構築を担当しています。日々、顧客課題↔︎プロダクト↔︎データ活用のテーマに向き合っています。
この仕事の主な役割は、顧客の具体的な経営・業務課題に対し、ANDPADのプロダクトデータを活用した分析機能やBIを提供し、個別のクライアントの経営意思決定を支援し事業成果の最大化に貢献すること。顧客と直接接点を持ち、課題に応じた伴走支援を行うことがメイン業務です。
BI構築は、あくまで課題に対する「次」のアクションに繋げるためのソリューションです。作って終わりではなく、顧客の業務課題を本質的に支援することが私たちのミッションです。プロセスは、「課題ヒアリング・BI構築」と「運用・改善支援」に分かれています。
大まかな流れは以下の通りです。 下記業務を個社ごとに行っているイメージです。
- プロダクトを理解する:
全体の理解からデータ構造の理解する。 - ユーザー視点で顧客業務を理解する:
顧客の「今」の業務をコミュニケーションを取りながら、「課題」を捉え、その中で、ANDPADをどう利用しているのか理解する。 - データ加工:
必要なデータを扱いやすいようにSQLで収集〜加工を行う。 - ダッシュボード構築:
BIでモック作成し、提案〜構築まで行う。 - 継続的な支援:
顧客業務の運用サポートと改善提案をBIを軸に、各部署と連携し、行う。
ANDPADはマルチプロダクトでサービスを展開しているため、プロダクトが変われば、顧客の属性や業務範囲も大きく変わってきます。顧客管理、営業進捗、粗利・原価管理を行う「引合粗利管理」から、現場を管理する「施工管理」、案件の検査・是正をチェックし施工品質を担保するための「検査」、図面上のやり取りを円滑に行うための「図面」など多岐に渡り、現在も業界に特化したプロダクトを開発しています。
実際にクライアントとコミュニケーションをとっているポジションであることから、直接声を聞き、どのように利用しているのか、を聞いたり、見ることも多いので、現状まだ実装されていないプロダクトごとのデータ活用の潜在的なニーズを引き出すことも求められています。 目的に応じてデータの見方や使い方が大きく変わるため、お客様の課題を深く掘り下げていく重要性を日々実感しています。利用者の視点に立ち、常に学びながら、最適なソリューションを追求しています。
アンドパッドで感じる働きがい
間もなく半年を迎えるという感じですが、アンドパッドでは日々成長を実感できていると思いますし、様々なクライアントのプロジェクトに関わることで、自分の役割をイメージできました。
・実践を通じた顧客課題の解決
顧客と一緒にANDPADのデータを分析・活用していく実践的な業務を通じて、プロダクトへの理解も同時に深められます。また、多岐にわたる業務領域をカバーするマルチプロダクト環境のため、様々な顧客の課題に向き合うことで、業務領域ごとの課題も異なるので、常に学びを深めることができます。
・顧客からの直接的なフィードバック
BI構築を通じて、顧客からリアルな声を直接聞けるのは大きなやりがいです。BIが顧客の事業成長に貢献できていることを実感できます。
・建築・建設業界DXへの貢献
過去私自身も少なからず接点のある業界ではあるので、以前とは違った形で、業界に対してプロダクトを通じて貢献できるというのが、大きなやりがいに繋がっています。 まとめると、実践を通じてプロダクトへの理解・顧客の業務理解を深められる環境だと思います。まさに入るまでに、私がチャレンジしたいと思っていた業務内容だと感じています。
アナリティクス部に向いている人の適性
私の仕事は、高度なデータ分析スキルが求められているわけではないと思っています。それよりも、顧客の課題を解決するためのデータ活用を一緒に考えて支援することです。言わば、個社の課題に深く関わる「データアナリスト」のような側面もあると思います。
データを扱うため、SQLやBIツールの知識は必要ですが、専門知識がなくても挑戦できると思います。かくいう私も、完全に独学でやってきた人間です。(技術的につまづいても、自分より詳しい人がたくさんいる)
そんな私が、入社半年で感じたアナリティクス部に向いている人の特徴を3つご紹介します。
・能動的に学ぶ行動力
AI関連の情報など、新しい技術や情報を自らキャッチアップし、行動し続けられる人は向いていると思います。常に新しいものは、プライベートでもとりあえず触ったり、使ったりしています。
・課題の本質を見抜く思考力
ただ目の前のデータを追うだけでなく、「このデータをどう使えば、どんな課題を解決できるか?」、あるいは「今のプロダクトの使い方が、そもそも課題の原因ではないか?」など、データとプロダクトの両方の視点で深く考えられることが求められます。顧客が試行錯誤している感覚的なものを言語化し、常に顧客の課題を意識しながら業務支援をすることが得意な人は、すぐに活躍できると思います。
・顧客やリアルなデータと向き合う意欲
顧客と一緒に「どうプロダクトを活用し、データを活用していくか」を考えることがアナリティクス部の重要な役割です。日々の業務で顧客の課題に向き合いながら、プロダクト自体の課題に向き合うことにも繋がります。このサイクルを回せる人、そしてクライアントワークやリアルなデータに触れることにやりがいを感じる人には向いていると思います。
シンプルにまとめると、「能動的に学ぶ力」「課題解決の思考力」、そして「顧客やデータと向き合うことを楽しめる人」が向いています。もし少しでも当てはまるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
最後に
プロダクトも顧客の業務も日々変化しています。 顧客から「こういうものが欲しい」「〇〇を見たい」と言われることは多いですが、私たちはそれを単純に可視化するのではなく、本質的なものを提供するために、常にコミュニケーションをとり、業務理解を深めています。この柔軟な対応が求められる点も、やりがいの一つだと感じています。
私たちの部署は、顧客とプロダクトの両方の目線で、データをどう扱うかを考えることが求められます。 アウトプットであるBIを構築するだけでなく、その前段階である課題や要件の整理が重要です。ビジネスの業務設計やプロセスを可視化し、業務へ落とし込み、データ活用までのプロセスまでを担当するので、業務範囲もデータ活用支援の範囲も深いと感じています。 これまでのキャリアでは外部パートナーとして一部の業務を担うことが多かったですが、アンドパッドでは顧客の課題解決、事業貢献を肌で感じながら成長できる環境があると思います。
アンドパッドでは BI 構築を通じて顧客の課題解決し、事業貢献と成長を感じたい仲間を歓迎しています ! アンドパッドでは BI 構築を通じて顧客の課題解決し、事業貢献と成長を感じたい仲間を歓迎しています !