ダーツの旅で点と点をつなぐ ─ 私がアンドパッドに入社した理由

はじめに

この記事は、アンドパッド入社後6ヶ月目の私が、自分自身の入社前後を振り返った入社エントリーです。

※記事内容は投稿作成時の情報です。

はじめまして。2025年6月にプロダクト本部 プロダクトアナリティクス部に入社しました山中です。

この記事が、アンドパッドについてもっと知りたい方、特に、多様なキャリアを歩まれている方の参考になれば幸いです。

これまでのキャリア

ダーツの旅

私は今回で5回目の転職になります。

職歴はこんな感じです。

  • スポーツクラブ運営会社(インストラクター、フロントスタッフ)
  • カメラマン(写真、動画)
  • 派遣会社で2社(量販店でのネット回線販売)
  • シェアハウス運営会社(ハウスマネージャー、法人営業、営業企画)

改めて見てみると、業種業界に一貫性がなく、まるで数年おきに目隠しでダーツを投げて仕事を決めたのではないか、と思うような職歴になっています。自分でもまさかこういった人生を送ることになるとは夢にも思いませんでした。

入社前

転職という選択肢

転職が多かったとは言え、直近の会社は10年勤めることになりました。シェアハウスの担当者として物件・顧客の管理を担当し、その後は法人営業へ異動。それまでのキャリアも含めて、接客、営業職を中心に働いてきました。

そんな中起きたのが、おそらく多くの人に様々なことを考える時間を与えたであろうコロナ禍でした。 集団生活を嫌がる法人も多く、実質的に営業ができない中、興味を持っていた営業企画的なポジションの空きに手を挙げたことが、結果的には今回の転職につながることとなりました。

前職だけでなく、多くの会社で見られるように、特定個人の感覚や慣習による意思決定が珍しくないことに常々疑問を感じていました。そこで、まったくの未経験ではありましたが、独学で触れる限りのデータを扱い、企業経営や業務設計を学習しました。それにより見えていなかったデータを分析して方針を提案できるようになりました。役割を得てからも、SQLやLooker Studioなどを学習し、社内にデータドリブンな流れを生み出すよう努めました。自分の提供するものの価値を感じてもらえると、自然とやる気も出てくるので、学習意欲も高まります。すると、外部の情報に触れる機会が増えてきます。こんな時、多くの人がきっと思うわけです。

『今の自分は市場でどれだけの価値があるのだろうか』

転職をするとは明確に決めずとも、知りたいという気持ちは日に日に大きくなりました。

価値観を知る

転職は多かったものの、実はこれまで転職活動らしいものをしたことがありませんでした。 いくつかのエージェントの方と話したり、AIと壁打ちしたり、転職SNSなどを通じて活動していく中でひたすらに自分を棚卸ししました。公私関係なく自分が大切にしている価値観は何か。その時、ずっと心に残っている言葉が改めて思い出されました。

「納得」は全てに優先するぜッ!!

 ー ジャイロ・ツェペリ『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』

生きている限り、毎秒選択の連続です。その中でも重要な選択は、納得に基づくものであることが理想です。納得するということは、極論物事の良し悪しや、優劣などではなく、物事がどうであるか、そしてどう考えたかに対して発生する状態であると思っています。納得さへすれば、考えていた道とは異なる選択をすることもできます。目的に通じる適切な道を、納得した形で選ぶ際の材料として、情報、特に行動や事象の蓄積であるデータは、客観的で公平性が高く、私の価値観と相性が良いと感じました。転職活動を通してこのことを自覚できたこと自体に価値に感じました。

※余談ですが、スティール・ボール・ランは本当に素晴らしい漫画で、他にもたくさんの素晴らしい言葉やキャラクターが出てくるので、大変おすすめです。祝アニメ化決定。2026年をお楽しみに。

アンドパッドからの提案

私の価値観を認識したとは言え、当該分野の経験値の少なさもあり、多くの企業から祈られる日々を過ごすことになりました。実は、アンドパッドもその中のひとつでした。ただ、その他の会社とは違った選考通知内容でした。それは「応募職種ではないが、ポジション変更して進むのはどうですか?」という内容でした。実はこのあたりの時期には自分の経験や特性も加味して、データ分野 × 営業 × 業務設計のような、いわゆる業務コンサルタント的なポジションで動いており、他社でも選考が進んでいました。そんな中、私の履歴書から適性を考えて応募職種ではない職種を提案いただけたことについて、とても驚き、応募者に対して真剣に向き合っている会社なのではないか、と感じました。

その後実際の選考の中でも、私が大切にしていることや貢献できること、会社が期待すること、部門に求められること、現段階で必要なことと必要でないことなどを確認することができました。選考過程は試すような雰囲気もなく、お互いが必要としていることを満たせるかを確認する場だと感じたので、ストレスがありませんでした。また、選考スピードが早いことも印象的でした。最終的に以下の観点でアンドパッド入社を決めました。

  • 会社のミッションや職務内容が、私のスキルや価値観と合致していること
  • 家族や知人に選考中の会社とポジションのプレゼンを行い、最も魅力的に伝えることができた(自分がその会社をどのように見て、どう感じているかを自覚できたため)
  • ANDPAD ONEの記事を読み社会貢献的であると感じた(働く中で悩んだり苦しくなった時、社会貢献的であるという事実は、きっと心の支えになると考えたため) one.andpad.jp

入社後

希望していた世界観

入社後は、配属関係なくさまざまなバックグランドを持った同期とともに、1週間ひたすらインプットを行います。取締役や執行役員をはじめ、各部門長からの熱量を持った情報が待ち受けていました。不慣れな分野の多量な情報処理による疲労感はとんでもなかったです。ただしそれらは、我々はこうしていきたい!という単なる希望ではなく、もはや使命とも感じるものでした。あーまさにこれがミッションか、と。そう感じる機会はこの研修だけでなく、定期的に行われる各種総会や、ANDPAD AWARDなどでも感じることができます。 page.andpad.jp

『MVVがある世界で働くこと』

私はこの世界観を望んでいました。現在の会社の意義やあり方に悩んでいる転職検討中の方にとってはよい環境ではないかなと思います(もちろんMVVとの相性はある)。オンラインでもオフラインでも部門を超えた交流や、素晴らしい成果や素敵な活動を讃えあう文化などを感じることもできます。斜に構えず、能動的に動けばポジティブなカルチャーを体験できます。このような素晴らしいカルチャーの醸成に、私も貢献していきたいと思っています。

配属後

求められる役割

合同の研修を終え配属後は、部で案内している顧客や、関連の深いプロダクトの把握に加え、部が担う役割や提供価値の理解に努めました。まだ新しく、小規模な組織ですので、特に自らキャッチアップしていく姿勢がとても重要です。もちろんわからないことはその都度懇切丁寧に教えてもらえる組織ですのでご安心ください。新しい方がスムーズに業務にあたれるようオンボーディング資料作成などの準備も進めています!

入社後3ヶ月が経過したあたりから、徐々に顧客との接点を持つようになってきました。改めて私たちのミッションは「ANDPAD上の経営・業務に関わるデータを可視化し、課題やボトルネックの特定と経営・業務改善業務を提供することで企業の持続的な成長を後押しすること」です。従って、主な打ち合わせ相手は経営層含めた管理職レイヤーの方々になります。

顧客の要望をただ実現するだけでは、我々に価値があるとは言えません。いわゆるプロフェッショナルサービスに該当する機能ですので、顧客が抱えている課題を、解像度高く具体的に理解することに加え、それらを抽象化してアンドパッドとして学習し、より効果的で視野の広いソリューションとして還元する必要があります。

具体的な業務

私たちの代表的な業務であるダッシュボード構築は、実行力のあるソリューションを提供するために、以下のようなプロセスで進められます。

1. 課題の「解像度」を上げる(インサイト・定義フェーズ)

このフェーズでは、お客様が本当に解決したい課題を深く掘り下げ、定義します。

課題の深堀りと要件定義

  • 顧客の課題(ペイン)や達成したい目標を確認します。
  • ヒアリングと並行し、既存のデータ構造(ANDPAD内のデータや外部データ)を確認することで、データでどこまで答えられるかの仮説を立てます。
  • お客様と共に要件定義を行い、目指すべきゴールを明確にします。

スコープの明確化と業務改善提案

  • 分析・ダッシュボード構築のスコープ(範囲)を明確に提示し、合意形成を図ります。
  • 必要に応じて、適切なデータを継続的に取得するための業務オペレーションの改善や、ANDPADの活用方法自体に関する業務改善提案を行います。結果を出すための「データの準備」も私たちの重要な役割です。

2. データと視覚化で「形」にする(実装フェーズ)

定義した要件に基づき、ダッシュボードという「解」を形にします。

プロトタイプの作成

  • 分析・表示イメージを固めるため、データに触れる前にデザインツールを用いて、ダッシュボードの構成やレイアウトを定めるプロトタイプを作成します。

データ処理とダッシュボード構築

  • プロトタイプに基づき、SQLを記述して必要なデータマートを作成・整備します。
  • 整備したデータを用い、BIツールでダッシュボードを構築します。ネクストアクションにつながるよう、分かりやすさにこだわって構築します。

3. 実行力を高め「成果」につなげる(運用・改善フェーズ)

ダッシュボードは作って終わりではありません。活用を通じて成果を出すための支援を行います。

提示と定期レビュー

  • 構築したダッシュボードを顧客へ提示し、フィードバックを受けながら、表示内容や粒度を改善します。
  • 導入後も定期レビューを実施し、ダッシュボードが適切に活用されているか、当初の課題解決に貢献しているかを継続的に確認し、顧客の持続的な成長を後押しします。

課題の具体化と抽象化の往復、結果の表示だけでは終わらないダッシュボードの構築や、ネクストアクションに至らせる実行力のある業務設計など、考えを至らせる先は多岐に渡ります。そもそも考えない仕事などありませんが、考えること自体に楽しみを見出せる方には、魅力ある職務だと思います。

最後に

入社後、これまでのキャリアを交えて自己紹介した際に「Connecting the dots(コネクティング・ドッツ)*1 ですね!」と声をかけていただきました。私はその言葉を知りませんでしたが、調べてみると転職活動で感じていた自身の感覚と一致しており、私のダーツの旅的なキャリアもあながち無意味ではなかったのだなと改めて感じました。これまでのキャリアを経て新たに得た機会の中で、社内外に継続的に納得をもとにした価値提供をしていきたいと思っています。

この記事が、ご自身のキャリアに不安や疑問を抱いている方の新たな一歩を踏み出すきっかけになれれば幸いです。また、それがアンドパッドであれば良いなと思っています。

現在アンドパッドではプロダクトアナリティクス部だけではなく、さまざまなポジションで仲間を募集していますので、詳しくは下記リンクから!

hrmos.co

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*1:一見バラバラに見える過去の経験や出来事(点)が、後になって振り返ると、将来のために意味のある線として結びついていた、という考え方