アンドパッドでVPoE をやっている @gessy0129 です。
こちらはANDPADのカレンダー | Advent Calendar 2022 - Qiitaの13日目の記事です。 かつ こちらは開発生産性のカレンダー | Advent Calendar 2022 - Qiita の13日目の記事です。
量産しようと思ったのですが、 VPoE から話すならこれだろうという事で、同じものにさせて頂きました。
開発生産性を語る上で、アンドパッドとして大切にしていることをお伝えできればと思います。 d/d/d やfour keys などそこらへんの運用は他の方をご参考に!
ミィーティング時間が細切れにならないようにする
もはや言わずもがなだと思います。 チーム内で運営しているようなプランニングなどのスプリントイベントを始めとした定例ミィーティングは自分たちでコントロール可能なので、 ここの調整は自分たちで出来る範囲内かと思います。 細切れになる大きな要因と僕が捉えているのは、以下の2点です。
- 1on1
- 唐突に入る採用面接
どちらも、忙しそうなEMの予定を優先したり、候補者の都合を優先したりしてしまい、エンジニア的には非常に辛いですね。。。
なので、VPoE としては、以下のような事を言っています。
- 採用面接は一日一件のみ。
- 面接予定は絶対に前日までに入れる。
- なるべく予定は重ねるようにしつつ、経歴をしっかり見る時間やフィードバック時間も確保する
- 1on1 の日程は面接調整日程チャンス
- 1on1 のドキュメントは残しておき、会話したい内容はいつでも書き込めるようにしている
候補者の方や1on1 を楽しみにしている場合には不便をかけてしまいますが、 エンジニアとして働く時に、みんなが働きにくくならないようになるべくしているつもりです。
生産性はOutputだけを見るのではなく、Inputも同時に見て語る
多くの生産性を見る指標の大半が、Outputの量を見ていることが多いと思っています。 Outputの量を見ることはとても大切だと思っているのですが、 質の良いOutputが継続的に出来るために重要な事として、 質の良いInputをどれだけ行っているか? もとても大切な要素です。
なので、以下の事を気にしています。
- issueの数だけではなく、顧客の課題も含めたInput状況
- 直近の勉強会やセミナーなどへの参加状況
- 社内で行われている勉強会の参加状況
念の為ですが、あくまでも気にしているだけで、 絶対にやらなければいけない訳ではないです。
が、Outputが悪くなってきたな? 生産性が悪くなってきたな? というタイミングで、チーム内の改善をいくらやっても上手くいかない時、 Inputが適切に行われているか? という意識してみるといいかなと思います。
チーム内に起きているイベント情報を認識する
生産性を見ている時に、低下しているタイミングはいくらでもあると思います。 そこで低下を防いだりするのはとても良いことだと思います。 なので、チームにおいて生産性に影響がありそうなイベントは常に把握しておきましょう。
- 新卒社員の入社タイミング
- インターンの入社タイミング
- 大型リリースのタイミング
- IaaS系の障害のタイミング
ここで、気をつけなければいけないのは、 組織が大きくなればなるほど、 こういうイベントで、普通はこれぐらい生産性が低下する。これ以上低下するのは何かがおかしい。 などという感情を抱かないようにしないといけないです。
チームの状況や発生しているイベントの詳細な状況はチームによって違います。
なので、過去の傾向をそのチームに押し付けないようにするという事が大切です。
という事で、アンドパッドでは以上の3点を生産性を語る前に大切にしています。 もしご興味あればご応募お待ちしておりますー。
明日は、技術広報の鳩さんが技術広報戦略を練る際に使っている分析フレームワークの話をしてくれる予定です。お楽しみに!