円安の今、ANDPADがオススメするAWSのリザーブドの購入方法

アンドパッドでVPoE をやっている @gessy0129 です。

ANDPADでは、サービスの大半をAWSで運用しています。 AWS で運用するに当たり、多くの皆さまがリザーブドを利用して買っていると思います。 今回は、ANDPADが比較検討したリザーブドの購入方法をお伝えできればと思います。

今回比較するリザーブドについて

リザーブドの概要については世の中に色んな記事が出ているので基本的にはそちらを参照していただきたいと思っています。

買い方において、 1年にするか?3年にするか? が多くの論点になると思いますが、

  • 成長が著しいANDPADのサービスでは、3年という長期間に渡り、AWSのスペックがロックされるのはリスクであると感じている
  • 成長が著しいAWSは、3年もあれば次々と新しいサービスが出てくるので、3年ロックされるとレガシーになってしまい、その後載せ替えを検討するのがコストがかかりすぎる。

という観点で、3年を購入することはなく、基本的には1年での購入になっています。

なので今回は、

  • 前払なし
  • 一部前払
  • 全額前払

の観点を比較しようと思います。

購入予定のリザーブドの基本情報

2022/05/20の時点のリザーブド基本情報です。
全額前払いの割引率がとても大きいですね。
普通に考えたら全額前払い一択だと思います。

月ごとの支払額、年間支払額を購入数をかけてシミュレート

全額前払いは、一部前払いと比較しても$2,000も安い!
では、これに円相場を含めて、日本円でどうなるかを考えましょう。

パターン1

そんな未来がおきるの?パターンです。
円安前の水準に直ぐに戻って欲しい。そんな気持ちもあるので念の為計算しました。
今買うと、圧倒的に全額前払いが不利ですね。

パターン2

円安のまま推移した場合です。
金額が変わらないので、全額前払いがお得ですね。
そりゃそうだ。

パターン3

現在、金融機関レポートなどで読まれている水準をある程度悲観的に推移させたものです。
一部前払いが良さそうですね。

まとめ

一部前払は円安相場で、これから円高になる可能性がある場合、 お得な買い方であることが分かってきました。

日本企業の場合、ドルで支払うことにはなりますが、会社の資金は円で管理していることが多いと思います。 リザーブドのような買い物をする場合、為替レートも気にして検討すると良さそうです。

為替のさまざまなパターンも考慮した上でコスト最適化施策を考えてみると新しい観点が見えて楽しそうなのでオススメです。ぜひお試しください!


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