こんにちは、PMMの西村です。月日が経つものは早いもので、入社して早1年(2025年7月入社)が経過しようとしています。その間に、PMMメンバーが3人増えています!
私は前職でもPMMをしていましたが、「PMMって聞いたことはあるけれど、具体的にどんなことをする役割かわからない」「会社によって求められることが違う印象がある」という声を聞くことがあります。
そこで、本日は「アンドパッド PMMの役割とリアルな1日」について紹介したいと思います!
1. 「まだ、足りない」という現状
カジュアル面談でよく「アンドパッドはもう組織として完成されていますよね?」という質問をいただきます。しかし、実態は全く逆です。
もちろんPMMチームが成長する中で、型が整いはじめているものもありますが、常にトライアンドエラー。変化が求められる段階にあると感じています。
現在、PMMチームは今なお拡大していますが、これは「建設業界のペイン」がそれだけ深く、広いことの裏返しです。新規事業の立ち上げ、既存プロダクトの市場浸透、そして圧倒的な「Moat」の構築。やるべきことは山積みですが、実際は「すべてのプロダクトにPMMが配置できているわけではない」という状態にあります。そのため、まだまだ、プロダクトを生み、市場浸透をしていくチャレンジングな機会にあふれるポジションになります。
2. PMMの役割:顧客課題の「真因」を探り、顧客アウトカムを描く
「PdMと何が違うのか?」という問いに対し、私たちは役割分担を定義しています。以下の図の通りPMMは要求整理に始まり、グロースまで多岐に関わります。
主な業務については上図の通りとなりますが、PMMの真価が発揮されるのは「コアバリューの特定」「顧客アウトカムの提供」に関わる活動だと考えています。
コアバリューの特定: 事業部から上がる声を頼りにしますが、鵜呑みにはしません。「XXの機能がほしい」となった場合、その機能を求める理由が何か、事実ベースで要求を整理します。それによりこれから開発する機能のコアバリューを定義し、要件定義以後の開発における方向性のぶれを最小化させます。
顧客アウトカムの提供: 機能を開発したら終わりではなく、それをどのように届けるかについてマーケティングチームや事業部の方と連携し、検討します。私自身、まだまだ至らぬ点がありますが、顧客アウトカムの実現に責任を持つことがPMMとしての責務であり、腕の見せ所だと考えています。
関係者はPdM、デザイナー、エンジニア、FS(営業)、CS、BizOpsなど多岐にわたり、まさに事業の「結節点」として動くことになります。
3. スケジュール:圧倒的な「対話量」と「思考時間」の両立
PMMの仕事は、一人では完結しません。1週間のうち半分程度は各所とのミーティングに充てられます。大別すると次のような内訳で1週間を過ごしています。

私の1日のスケジュール
- 7:00~7:30: タスク整理・Slack確認
- 7:30~9:00: 朝ごはん・子供の送りだし
- 9:00~12:00: PMM定例や1on1、事業部との情報同期・議論
- 12:00~13:00: 昼ごはん
- 13:00~18:00: 開発チーム定例、プロジェクト定例、顧客ヒアリング、企画・作業
- 18:00~18:30: 振り返りと翌日の準備
チームの半数ほどは小さいお子さんがおり、無理な時間に働くということは少なく、フレックスで柔軟に対応している印象があります。また18時以降になるとSlackでのメンションも落ち着き、オンとオフの切り替えがしやすい環境です。
4. ドメイン知識の壁:必要なのは「知識」ではなく「解像度」への責任
「建設業界の知識がない」という不安は不要です。実はPMMチームの9割は異業種からのジョインです。
私たちがドメイン知識以上に重視しているのは、知識の量ではなく、「未知の課題を自分事として解決していくための行動力」です。
業界未経験でも活躍するメンバーに共通する「スキルと姿勢」
ドメイン経験がないからこそ、自ら解像度を上げに行く。活躍しているメンバーには、共通して以下のような姿勢があるように感じます。
- 「業務を代替できる」までの手触り感: プロダクトを使うユーザーの業務を、自分自身が代わりに行えるレベルまで解像度を高める姿勢です。顧客要望の声を浴びることはもちろん、事業部メンバーへの徹底的なヒアリング、さらには建設現場に足を運び、実際の活用方法を横で観察する。手段は問いませんが、自分なりのやり方で「手触り感」を掴み、ドメイン課題を自分事化する力が求められます。
- 「答えのない問い」に対する意思決定: 解像度が上がると、自ずと「このプロダクトはこうあるべきだ」というビジョンが見えてきます。正解が用意されていない状況の中においてビジョンを実現するために、他部署のメンバーを巻き込み、様々な視点のフィードバックをもらいながら進める「推進力」が、ドメイン知識以上に求められるPMMスキルです。
専門性を最速で身につけるための「オンボーディング」
もちろん、個人の努力だけに頼るわけではありません。最速で立ち上がるための仕組みも整っています。
- 全社オンボーディング(1週間): 業界構造や戦略を各部長陣から直接インプット。
- PMM独自の研修(約1ヶ月): プロダクト理解を深めるための学習内容、各種定例MTGに同席、メンターとの1on1など。リモート中心の働き方ですが、slackで気軽に相談もできます。
- プロダクトアサイン: チーム配属後、1ヶ月後を目安に理解度を確認。キャッチアップのプロセスなども通じて、アサイン時期や担当プロダクトのすりあわせをします。またアサイン後は、数ヶ月~半年ほど先輩PMMが伴走しながら徐々に独り立ちをしていきます。
5. 変化を楽しみ、既存の仕組みも再定義する
現在のPMMチームは、個別のプロダクト最適を超え、複数ある事業部×プロダクトをつないで「ALL ANDPADとしてどう動くのが顧客にとって最善か」を考えるフェーズにいます。
また、生成AIなどの技術発展に合わせ、これまでの開発体制やプロセス自体を見直す議論も活発に行われています。
そのような変化を「面白さ」と捉えて働くメンバーがいるのが、PMMチームです!ぜひ、ご興味ある方は一度お話しできたら嬉しいです!
最後に
アンドパッドのPMMは、単に機能をビジネス寄りに立ち、つくる人ではありません。
複雑な業界課題を紐解き、本質的な価値を見出し、届け、変化をみるところまでが仕事です。私たちの介在によって、数年後の日本の建設現場が変わる。そんな手応えを、ぜひ一緒に味わいましょう!