こんにちは、Ruby コミッタの@hsbt です。函館の後に実家に帰るついでに北海道旅行に行こうと15年ぶりくらいに十勝方面の旅程を組んでいる真っ最中です。十勝といえば豚丼、ということで楽しみにしているのですが、ここにきてインデアンのカレーが良い、という情報を入手してそんなに食べられない...となっています。
さて、今回は RubyKaigi 2026 のアンドパッドブースで実施する「立ち読み喫茶」という企画のご紹介です。
- アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(前編)
- アンドパッドは RubyKaigi 2026 で Ruby Sponsor として Drinks and Local Meals と Drinkup を提供します(後編)
立ち読み喫茶とは
喫茶店のテーブルに本や雑誌が置いてあって、コーヒーを飲みながらページをめくる、あの感覚をカンファレンスのブースに持ち込む企画です。
ブースにはアンドパッドの Rubyist たちが選書した技術書を展示します。ソフトスキル、ハードスキルを問わず、それぞれがエンジニア人生で影響を受けた一冊を持ち寄りました。手に取って、気になるページを開いて、立ち読みしてみてください。気になることがあれば、その本を選んだエンジニアに声をかけてください。
「この章の考え方を実際のプロジェクトでこう使った」など、本を介した「雑談」はカンファレンスの廊下での立ち話と同じくらい価値があると思っています。セッションの合間の休憩に、コーヒーを片手に気軽に立ち寄れる場所を目指しています。
私の一冊: APIデザインケーススタディ
私が選んだのは田中哲さんの「APIデザインケーススタディ ――Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方」です。Ruby の標準ライブラリの API がなぜあのような設計になっているのか、どのような問題意識から現在の形に至ったのかを、実例をもとに解説した本です。
私自身が Ruby の標準ライブラリや default/bundled gem のメンテナンスをする中で、この本で紹介されている設計判断の背景に何度も立ち返っています。田中さんが開発者会議の際に「この視点にはユーザーにどのようなコードを書かせたいか、という点が足りないですね」というようなコメントをされていて、その内容を聞いて真っ先にこの本が思い浮かびました。それくらい、API デザインの背景にある問題意識や設計判断を理解することは、API を作る際に重要なことだと思っています。
本屋さんとのコラボ
今回の企画では、展示する書籍の調達の多くを笹田さんの本屋さんにお願いしています。Ruby のイベントで定番となりつつある本屋さんとのコラボです。

カンファレンスという場で本に出会い、良いと思ったら本屋さんで買う、という流れを作りたいと考えました。展示している本の中で気に入ったものがあれば、ぜひ本屋さんで購入してください。
本のプレゼント企画
立ち読み喫茶では、会期中の毎日、本のプレゼント企画を実施します。ランチの受け取りやブースへの立ち寄りの際に応募券を配布するので、必要事項を記入の上ブースにある応募箱に投函してください。
毎日午後の休憩時間に若干名へ展示していた書籍をそのままお渡しします。カンファレンスの記念として手元に置いていただけると嬉しいですし、もし著者が会場にいたらサインをもらうチャンスです。著者と直接話ができるのもカンファレンスならではの体験なので、ぜひ交流のきっかけにしてください。
まとめ
私が本を読むのは、頭の中にインデックスを作るためです。「問」と「解」の両方を手早く引けるようにしておくことを大事にしています。生成 AI が何でも答えてくれる時代であっても、適切な問いを与えるには自分の中にインデックスがなければなりません。技術書はそのインデックスを作るための最も効率的な手段の一つだと考えています。
立ち読み喫茶で本を手に取り、気になるページを読み、その本を選んだエンジニアと語り、気に入ったら本屋さんで買って帰る。本のプレゼントに当選したら、ぜひ会場にいる著者を捕まえてサインをもらってください。カンファレンスで手に入れた本は、セッションの記憶と一緒にずっと本棚に残ります。
RubyKaigi 2026 のアンドパッドブースで、あなたのお気に入りの一冊を見つけてください。会場でお待ちしています。