アンドパッドは RubyKaigi 2025 を全力で盛り上げてきました !

毎年のことながら RubyKaigi ロスになってしまった id:sezemi です。 あっという間の 3 日間 + 前入り + 終了翌日移動の 5 日間でした。

スポンサー発表があった 2/7 から、ずーーーっと RubyKaigi 2025 のことを考えていたので、終了数日はやっぱり寂しい気持ちになりました。 ただ、 2026 函館が発表され、立て続けに会場も公開されると、おっ、やるぞ、となってしまうのですから不思議です。 待っておれ、函館 !

さて、そんな RubyKaigi 2025 を全力で盛り上げるべく準備した記事を開催前に公開しましたが、今回はそのアンサーとして「全力で盛り上げてきました」模様をお届けします !

前回の記事: アンドパッドは RubyKaigi 2025 も全力で盛り上げます !

Drinks スポンサーとして 2200 杯以上のドリンクを提供しました !!

蛇口から出るみかんジュースとコーヒーの 2 つのドリンクを提供しました ! オリジナルカップを 2000 個用意していたのですが、最終日にはそれがなくなり急遽 200 個以上を調達し、それもスグに無くなりました (あまりにコップを買いすぎて、近隣のスーパー、コンビニからコップが消えたと思います)。 なので、合計 2200 杯以上は飲んでいただきました ! ご来場、ありがとうございました !!

(最後の一杯はアンドパッドの面々で締め photo by hsbt)

そして、機会を作ってもらった Rubykaigi Team 、コーヒーを 3 日間ずっと立ちっぱでサーブいただいた日伽さん、みかんジュースの生産量の最大を出してもらった W-Harmony (10Factory というブランドで展開) さん、みかんジュース蛇口を提供 and 毎日洗浄いただいた 松山観光コンベンション協会さん、本当にありがとうございました ! この場を借りて熱く御礼申し上げます。

なお、今回の Drinks スポンサーにあたっては、 2024 の Hydration Sponsor だったスマートバンクさんの記事にすべてのことが書かれていました。 まさしく巨人の肩の上に乗りました。 ありがとうございました。

note.com

blog.smartbank.co.jp

おかげさまで、多くの Rubyist と Cafe Talk できました。

(ブースの様子 photo by 半田)

スマートバンクさんに見習い、私もコミットを積みます。

  • オリジナルカップは沢山の種類がある一方で、全面デザインできるところは少なく、スマートバンクさんの記事で紹介されている AD Cup さんが最強
  • 並んでいる状態が予想されるので、待つ時間に何をアクションしてもらうのかが重要。 これもスマートバンクさんの記事で紹介されていた通り
  • 待つ時間用に何かを案内するにはパネルなどを A4 のラミネート加工で印刷すると、持ち運びしやすく、案内するのにとても便利
  • 蛇口のような体験を伴う場合、初日がとにかく肝で、 3 日間の来場の半分以上を占める (圧倒されるので、ジュースが 3 日間持たないかも、と心配になるが、初日から Go)
  • コーヒーは日本人以上に海外ゲストがとても好き
  • 皆さんに聞かれましたが、 蛇口は松山観光コンベンション協会さんからお借りできた ので、これからの RubyKaigi でも観光協会は必ずチェック

Tips のようなものになってしまいましたが、今後ドリンクスポンサーを提供する際にお役に立てば幸いです。

(ブース全景 photo by hsbt)

大量に持ち込んだノベルティの在庫が無くなりました !!

Drinks スポンサーで多くの方にブース来場いただいたおかげで、

  • ANDPAD フェイスタオル (今治タオル)
  • ANDPAD トートバッグ
  • ANDPAD デカエコバッグ
  • ANDPAD 作業グローブ

これらがほぼ無くなりました !

ノベルティだけで合計 9 箱の段ボールを送ったのですが、 2 箱だけしか返送しなかったので、とんでもない数のノベルティをもらってもらいました ! タオルも含め、長く使えるものなので、ぜひノベルティ使用中の写真 @andpad_dev 宛てにを X でポストいただけると、めちゃくちゃ喜びます。

ANDPAD クイズ

ブースでは ANDPAD クイズと題して、 Day 1 ~ Day 3 までアンドパッドに関するクイズを毎日違うものを出題しました (正答数に合わせてノベルティをプレゼント) 。

ここでは実際に出題した問題を紹介します。

Day 1 ANDPAD プロダクトクイズ

Q. 1
工程表や写真、報告などをクラウド上で効率的に管理・共有できるアンドパッドのプロダクトは何でしょう?

  • ANDPADボード
  • ANDPAD施工管理 (正解)
  • ANDPADおうちノート
  • ANDPADアプリマーケット

Q. 2
顧客情報の一元管理や見積作成、契約、入金管理など、営業段階から契約後の請求まで一気通貫で管理できるアンドパッドのプロダクトは何でしょう?

  • ANDPAD引合粗利管理 (正解)
  • ANDPAD資料承認
  • ANDPAD電子納品
  • ANDPAD請求管理

Q. 3
ANDPAD で図面情報をクラウド上で一元管理し、最新情報を関係者間で共有することで、手戻りや認識の齟齬を減らすことができるアンドパッドのプロダクトは何でしょう?

  • ANDPADおうちノート
  • ANDPAD黒板
  • ANDPAD図面 (正解)
  • ANDPAD3Dスキャン

問題文とプロダクト名から連想すればわかると思って出題したのですが、意外や意外、全問正解は 35.0% でした。 スイマセン、プロダクト名がちょっとわかりにくかったですね。

クイズの解説チラシでも記載しましたが、今回紹介できた ANDPAD クイズでプロダクトはごく一部です。 他 13 個のプロダクトに加え、まだ公開していない MVP や PMF 段階のものが沢山あります。 さらに、まだアンドパッドが着手できていない未開拓の領域があることに加え、 AI 等の活用で広がる未知の業務・領域が建築・建設業界にはある、ということが伝われば幸いです。

Day 2 リアーキテクティングチーム クイズ

Q. 1
アンドパッドにはプロダクト開発チームだけでなく横断的な開発や技術課題の解決を行うチームもあります。 そのチーム名はどれでしょうか ?

  • ANDPAD 請求管理チーム
  • 施工管理アプリチーム
  • リアーキテクティングチーム (正解)

Q. 2
成熟期を迎えたアンドパッドの モノリシックな Rails アプリケーションはリアーキテクティングチームの活躍により安定し、パフォーマンスもよく、何より開発しやすい環境になりました。 最近の実績はどれでしょうか ?

  • Matz さんをはじめとするめ Ruby コアチームにエールを送った
  • Ruby3.5 のアップデート準備を始めた
  • YJIT 適用企業にした (正解)

Q. 3
広範な建築・建設業界に対して、アンドパッドではマルチプロダクト戦略を採用し、次々と新しいプロダクトを生み出しています。 そのほとんどをマイクロサービスで開発しており、それらとモノリシック Railsアプリケーション をつなぐ gRPC API サーバー Tsugite (継手) を開発しています。 その Tsugite の名前の由来は ?

  • Ruby/Rails の継承者という意味から由来している
  • アンドパッドの基礎という意味から由来している
  • 建設現場において継手とは、接合部を繋ぐ部品を指し、プロダクト間連携をするためのgRPC APIサーバーとして、プロダクト同士をつなぎ合わせるという意味も持つ。 Tsugite はそれから由来している (正解)

アンドパッドでプロダクトではなく横断開発を手掛けているリアーキテクティングチームに関する出題でした。 こちらも全問正解続出だろうと踏んでいたのですが、全問正解した方は 42.6% でした。 特に Q. 2 で迷うところがあったようですね。 "YJIT 適用企業にした" が正解でした。

クイズの解説では、リアーキテクティング (リアーキ) チームの誕生経緯、モノリシックな Rails アプリケーションとそれらマイクロサービスを繋ぐ、プロダクト連携基盤 「Tsugite(継手)」などを紹介しました。 アンドパッドには、従来のプロダクト開発を主とした Ruby/Rails を使うチームだけでなく、プロダクトの基盤を支え Ruby/Rails の発展に寄与するチームもあることが伝わっているとうれしいです。

Day 3 アンドパッドと Ruby クイズ

Q. 1
アンドパッドのエンジニアが 2024 年に Ruby のエコシステムへコミットした数は、次のうちどれでしょうか ?

  • 15
  • 1000
  • 5878 (正解)

Q. 2
アンドパッドにいる Ruby コミッタの組み合わせとして正しいものはどれでしょうか?

  • Dennis Ritchie / James Gosling
  • Rasmus Lerdorf / Chris Lattner
  • Hiroshi Shibata / Yudai Takada (正解)

Q. 3
2024 年に Ruby のエコシステムへのコミットした数が 100 を超えるアンドパッドのエンジニアは誰でしょうか ? (複数回答可)

  • hsbt (正解)
  • ydah (正解)
  • hasumikin (正解)
  • y-yagi (正解)
  • tricknotes (正解)

Ruby とそのエコシステムへのコミットをテーマとした出題でしたが、 Q. 3 が難しかったようで全問正答率は 18.3% でした。 Q. 3 は意地悪をしたつもりではなかったのですが、全員がそうだったとは思いにくかったですよね ... 。 クイズの出題はムズい !

アンドパッドでは hsbt や ydah だけでなく、様々な Rubyist が Ruby のエコシステムに貢献しており、コードだけでなくカンファレンス運営、コミュニティ運営といった活動も行っています。 それが伝わっていることを願っています !

前夜祭、コード懇親会もおかげさまで大盛況 !!

Drinks スポンサーだけでなく、アンドパッドは期間中のイベントも開催しました ! 2024 に続き、 Day 0 に前夜祭、 Day 3 にコード懇親会を開催し、のべ 127 名の方にイベントに参加いただきました! ありがたい限りです。

前夜祭は開始直後、出席率が半分と、とってもハラハラしましたが、海外ゲストが続々とこられ、フタを開ければ 90% の出席率でした。 郷土料理の 五志喜 さんで開催し、美味しい松山の食を楽しみました。 鯛めし、美味しいですよね。 個人的には宇和島風鯛めしは堪能できたものの、松山風の鯛めしを賞味できなかったことが悔やまれます。


(鯛めしの写真 by youchan)

今年も大盛況だったコード懇親会。 興味が湧いたら 5/12 コード懇親会 自慢大会にお越しを !!

RubyKaigi 2025 最終日に行ったコード懇親会は、実はイベントページ公開間際まで会場が決まらず、二転三転していました。 定員 50 名以上、海外ゲストも多数いらっしゃるため、迷わずにこれる近場でかつ、終了時間の 21:30 まで借りられて、 Wi-Fi がある、という条件があったのですが、ほとんどありませんでした。 特に Wi-Fi が厳しかった ... 。 最終的にはアンドパッドからポケット Wi-Fi を複数台持ち込む、ということで RubyKaigi 2025 の会場の愛媛県県民文化会館の別館で決まりました。 ワークショップの会場探しは本当に大変。 ちなみにモニターの持ち込みも ... 。

会場探しが難航した一方、コンテンツはコード懇親会の発明者、クリアコードの須藤さん (kou) のおかげで大きくブラッシュアップできました。 従来は会場に来てからテーマを決めてわけていたものを、今回からテーマを事前に用意して、参加者は希望するテーマを決めて参加するということに変更しました。

このテーマがとっても充実していて、須藤さんの呼びかけで、

  • dRuby (seki さん)
  • MRI (ko1 さん)
  • TRICK, Reline and IRB (tompng さん)
  • RubyGems/Bundler (hsbt さん)
  • Red Data Tools (tikkss さん)
  • mruby (Matz さん)
  • Free theme (kou さん)

という豪華なテーマオーナーに参加してもらえることになりました。

おかげさまで定員を超える (なぜ、コード懇親会はいつも超えるのか !?) Rubyist に参加いただき、大盛況でした。 そして撤収時にはモニターなど機材の返送に、 Matz さんをはじめ沢山の方にご協力いただけました。 大感謝です ! RubyKaigi 2025 の最後の最後まで MINASWAN (Matz is nice and so we are nice ! ) を感じられました。

x.com

当日は Pull Request をバシバシ出された方もいれば、 TRICK に入門された方、 dRuby 完全に理解した方、 Gem を作った方、 ZJIT を CRuby にいれるべく準備される方、 mruby のコミット権をもらう方がいるなど、様々な楽しみ方でコーディングを楽しんでらっしゃいました。

x.com

参加された方からのフィードバックにも fun の声がたくさん上がっていました !

参加者からのフィードバック: https://github.com/andpad-dev/code-party/tree/main/rubykaigi-2025#theme-1-druby-by-seki

そして ... 参加された方向けのお願いです ! 各テーマで行った内容を披露する、自慢する会、 コード懇親会 自慢大会 を 5/12 に開催しますので、ぜひ面白かったことや感想、思い出を発表してください ! オンラインからも発表できますので、お待ちしております !

また、この内容をご覧になって、コード懇親会には当日参加できなかったけど面白そう !! と思った方も コード懇親会 自慢大会 にお越しください ! 2026 に向けて予習できます ! オンラインでも参加できますので、ぜひお越しください。

 

一方で、フィードバックには Wi-Fi が繋がりにくい、人数に対して会場がちょっと狭かった、という声が挙がっていました。 せっかくの盛り上がりだったのに、本当に申し訳ない気持ちでいます。 次回 2026 函館ではちゃんと会場探しがんばります !

まとめ

アンドパッドが RubyKaigi 2025 を全力で盛り上げてきたことをお伝えしました ! いやー、楽しかったですね !! 2026 も全力で盛り上げるべく、企画を考えていきます !!

そして、大事なことなので何回も言います !

5/12 に コード懇親会 自慢大会 を開催します ! あの雰囲気を楽しんだ方はぜひ面白さをお裾分けしてくださいませ ! そして今年は参加できなかったけど、次回は行きたいかもと思った方はぜひ予習にお越しください ! 自慢大会では懇親会もあります ! この自慢大会の懇親会は普通なので、飲んで食べて懇親しましょう !

andpad.connpass.com