リモート環境におけるコミュニケーション課題に対する取り組みについて

リモート環境におけるコミュニケーション課題に対する取り組みについて|ANDPAD Advent Calendar 2022

この記事は ANDPAD Advent Calendar 2022 の 21日目の記事です。

はじめに

こんにちは。 アンドパッドでエンジニア組織のマネージャーをしている櫻井です。EMと言われたりもしますが、何をしているかというとエンジニアリングの現場での課題解決と向き合っています。

課題にも様々な種類がありますが、今回は昨今のリモート・オンライン業務におけるコミュニケーション課題の解決を目指した施策を紹介します。

そもそもリモート・オンラインの課題とは何か

コロナ禍において、エンジニアの業務はリモートで成されることも増えてきたと思います。アンドパッドでも通常業務も然ることながら、ご入社いただく際の選考面談・面接段階からリモートが中心となってきています。
リモート業務にはメリットも多々ありますが、なかなかなデメリットもあると思います。私も元々オフラインコミュニケーションが好きなタイプの人間なので、リモート中心の生活に馴染むまで結構時間を要しました。 自分としては、最近リモートとうまく共存できている自負はあるものの、日々の業務において仲間からもらう課題感には以下のようなものがあります。

  • オフラインでは自然発生していた、ふとした雑談をしにくい
  • 自チーム以外のメンバーとのコミュニケーションが自然発生しにくい
  • 入社前に、アンドパッド社内でどんなリモートコミュニケーションを取っているか見えないので不安
  • とにかく身体機能が劣化している気がする

代表的なものにとどめましたが、これ以外にも様々な課題感を把握しています。今回はこういったコミュニケーション課題に対しての具体的な取り組みの一部を紹介します。

コミュニケーションの機会を増やす

オフラインだと、ちょっと席を立ってトイレや飲み物を買いに行ったりといった際、軽い挨拶や会話を積み重ねることができました。これらは、カレンダーに予定を入れたり事前に相手と時間を合わせたりすることもなく自然発生したコミュニケーションです。
ただしオンラインではこういったコミュニケーションは、ほぼ事前の調整が必要です。しかも、普段接点が無いメンバーに唐突に飛び込む勇気を誰もが持ち合わせているわけではありません。そもそも機会が減っているうえに、思い切りが必要となるとなかなかハードルが上がります。
そこでアンドパッドでは定期的にフランクな会話ができる場を作りました。月次で行われている「ランチLT会」と呼ばれるイベントです。

ランチLT会とは?

ランチLT会は2022年11月で19回目を迎えたイベントです。「お昼の時間にワイワイしたい」という思いからスタートしました。オンラインだからこそ、ラジオ感覚でも聴ける(見られる)イベントにしたいという思いから、話すテーマは特に制限を設けていません。1時間の中で、平均3人が好きなテーマについて話すという内容です。最近だと、なんだかんだとなかなか入社時以外にできない・聞けない自己紹介系の内容が多い気がします。とはいえ毎回発表者全員に新たな発見があり、Zoom開催なのですがチャットでリアルタイムに色々コメントが溢れ、そこからもコミュニケーションが増えていきます。

アンドパッドではSlackコミュニケーションがベースになるのですが、個人のtimes文化だったり趣味のclubチャンネル文化だったりがあるため、ランチLTを介してチャンネルに入ったり紹介してもらったり新設されたりと、様々なきっかけが生じています。

「コミュニケーションの機会を増やしたい」という思いから開始したのですが、機会は増やせてきたもののそこから先に更に繋げることがネクストチャレンジだと感じています。

また、限りなく安心して話してもらいたいという思いからオンラインあるあるの「録画」は実施していません。LTで使った資料は後日共有をしているものの録画は未実施です。とはいえ、当日別件の対応にて参加できない仲間もいるため録画要望は高まってきており、来年は検討していく予定です。

Slackのclubチャンネルについて

ランチLT会のチャットでclubチャンネルの話が出ましたが、アンドパッドはSlackコミュニケーションの中で趣味のチャンネル「clubチャンネル」が数多く存在しています。
私自身も様々なチャンネルに参加していますが、特にお世話になっているチャンネルを紹介します。「ガジェット」「漫画・アニメ」チャンネルです。

実はこの2つのチャンネルには、昨年のランチLT会年末特別バーション時に協力してもらったというお話しがあります。
ランチLT会開催後、初の年末で何か普段と違うことをやりたい!という思いから、この2チャンネルにてアンケートを実施し、2021年の「ガジェット」「漫画・アニメ」ランキング発表をゲスト解説者を招いて(社内から)ワイワイと行いました。
当時私がアンケート集計からモデレーターまで担ったのですが、多少複数票が集まりランキングができるだろうとたかを括って挑んだのが運の尽きでした。
まさかのほぼ被りなし!得票数がほぼ横並び。得た票分コンテンツが揃ったため資料作成に四苦八苦した思い出があります。

それくらい個性の塊であるclubチャンネルです。素人も玄人も楽しめる、と言っても過言では無い気がします。

今回はこの2チャンネルを取り上げましたが、まだまだ沢山のclubチャンネルがあります。この辺りも次回要望頂けましたら記事にできたらと思います。

おわりに

組織や環境、カルチャーを作るという話は昨今本当に増えてきていますが、一朝一夕には成しえないことだと痛感しています。
ランチLT会やSlackのclubチャンネルにとどまらず、アンドパッドでは今後も時代・環境に合わせた取り組みを実施していこうと考えています。

もしそんなアンドパッドに興味を持った方はお気軽にお問い合わせください!

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明日はその昔、別の会社でも一緒に働いたり様々な苦楽を共にした心の友とも言えるエンジニア@k-hatsushiです!お楽しみに!