こちらは ANDPAD Advent Calendar 2022 の6日目の記事です。
アンドパッドでエンジニアリングマネージャーをしております久松です。アンドパッドでは新卒・中途採用、研修周りを主に担当しています。
私自身、これまでBtoCのマッチングサービス、BtoBtoCの人材紹介サービスなどに関わってきました。このようにtoCが絡むサービスは具体的に触ってもらうことができるのでサービスイメージを持ちやすいという特徴がありました。新卒採用・中途採用のシーンで訴求する際にもイメージしてもらいやすい傾向にあります。
一方、「ANDPAD」のようなtoBサービスでは、エンジニアがユーザーとしてサービスに触れる機会も少なく、サービスイメージがつきにくいという悩みがあります。今回はこの業界理解、ユーザー理解といった悩みに対し、勉強会を通してアプローチしましたというお話です。
建築・建設業界開発本部解像度アップ勉強会
ANDPADの具体的なユーザーや利用シーンをイメージするために実施しているのが建築・建設業界開発部解像度アップ勉強会です。普段ユーザーと対峙されている営業やカスタマーサクセスの方々をお呼びし、開発部担当者と掛け合いながら実施しています。これまでに5回実施してきました。直近では「オンボードサクセスにおいて、どのようなデータを指標としているか」というテーマでカスタマーサクセス部の方をお招きしました。日々蓄積されていくデータに対し、どのようにユーザーのオンボードに活かしているのか、将来的にどのようなデータがあればカスタマーサクセスできるのかという二軸についてお話しいただきました。実際にユーザー事例を交えた熱烈な機能リクエストも頂いた回となりました。
第一回ではANDPADのユーザー属性・競合製品などについて取り上げました。
別の回ではユーザーのゴールイメージ、そしてエンジニアが意識すべき機能の差についてお話いただきました。
ユーザーと一言にまとめても、既にDXに着手していてITソリューションを導入し始めている場合と、これからDXを検討したい場合では開拓方法が異なるとのことです。どのようなユーザーがどのようなシチュエーションで使っているのかを想像できることで、ユーザー理解や製品改修に繋がりますよ、というまとめになりました。
勉強会の工夫と今後
勉強会をより学びの場となるため、いくつか工夫を行っています。
一つは複数回にわたる事前打ち合わせです。開発側から話していただきたいことを伝える一方で、講師の皆様からこれを機に開発側に伝えたいことも合わせてすり合わせをしています。
また、勉強会の形式は片方向の講義形式ではなく、講師とエンジニア代表者の間で掛け合いができるような形を意識しています。エンジニア代表者はアンケート回答などの際に希望者を募ったり、テーマと開発内容を踏まえて運営側から依頼することもあります。
勉強会はZoomを使って進めていくのですが、コメント量が増えていくと流れやすい他、良いコメントについてのスタンプは返信をつけていくために専用のSlackチャンネルを設け、そこでやり取りしてもらえるようにしました。これにより当日参加できなかった人たちの興味も惹くことができるようになり、100名以上の勉強会参加者になるまで成長しました。
自社プロダクトであるANDPADにおいて、ユーザーに近い営業職と開発部の距離がもっと近づいていくことが理想です。こうした勉強会をきっかけに双方の交流がもっと生まれていけばと取り組んでいます。入社後にこのようにドメイン知識を身に着けていただける環境も整えていますので、業界未経験のエンジニアの皆様もお気軽にご応募ください!
アンドパッドでは一緒に働く仲間を大募集しています。
様々な部門、業務領域を担うメンバー同士、解像度を上げてよりよいサービスを作っていく環境です。
ご興味を持たれた方からの下記サイトからカジュアル面談や情報交換のご連絡をお待ちしております!
明日は、ANDPAD検査チームの Rubyist ydahからRequest specの改善に向けた取り組みを紹介する記事を公開予定です。 ご期待ください!