アンドパッドに入社して2ヶ月間で体験したこと

アンドパッドに入社して2ヶ月間で体験したこと|ANDPAD Advent Calendar 2022この記事は ANDPAD Advent Calendar 2022 の 3日目の記事です。

初めまして、アンドパッドに10月にJOINしました後藤です。 開発チームのマネージャーとして活動しているかたわらで、エンジニア組織の組織づくりをミッションとして組織課題を見つけたり、改善に向けた取り組みをしています。 10月に入社しようやく2ヶ月経ちましたが、まだ社歴が短い分新鮮な目でみなさんにアンドパッドのお話ができるかなと思います。この記事では技術的なお話はありません。

2022年10月以前

前職でのお仕事

私はアンドパッドに来る前は価格.comというサービスでシステム部門の部門長をしていました。 もともと中小SIerでWebシステムの開発をしていたところから2006年に株式会社カカクコムに転職し、価格.comというサービスに携わるようになったのが自社サービスと関わる第一歩でした。カカクコムではサービスがどんどん成長していく中でサービスと共に自分も成長させて頂き、自分の人生においてとても貴重な経験をさせてもらうことができました。それまでの間にたくさんの仲間に巡り合って一緒に仕事ができたことも貴重な財産であり、いくつかのステップを経て価格.comというサービス全体を見るようになったのが2015年からでしたので、あのような大きなサービスの開発責任者として過ごした7年間の経験は、特に代え難いものです。カカクコムの仲間達にはその機会と経験を与えてもらい、とても感謝しています。

入社きっかけ

そんな中で、より自分の将来をイメージしたときに自身で何かを作るようなエンジニアリングそのものよりも、より人や組織に寄り添ったスキルを自分の強みとしていきたいと思うようになりました。当然カカクコムの中でもやってきましたし、そこで続ける選択肢もありましたが、「今の自分は外でどれだけ価値があるのだろう?まだ足りないものってなんだろう?」と考えるようになり、カカクコムの外に出てもう一度チャレンジしてみようと思いました。そんな中で出会ったのがアンドパッドでした。

初めてカジュアル面談をさせてもらったのがVPoEの下司さんでした。今の私の上司です。名前は下司だけどw

そこでは今のアンドパッドが抱えている課題や自分が何をやりたいか・できるのかという話をさせて頂きました。その後少し間を置いて、後の同僚となるEMの人たちとカジュアル面談や選考の過程で、自分のやりたいこととできることを一緒に具体化しながら縁を作って頂きました。 他にもいくつか候補はあったものの、最終的には自分のスキルとして提供できるもの(Give)があると同時にこの組織の中で得られるもの(Take)がありそうだ、Give and Take が成立しそうだなと思い入社を決めました。唯一懸念だったのは、会社の成長フェーズの違いによるスピード感のギャップがどれほどかでした。ついていけるかなという一抹の不安があったのは正直なところです。

2022年10月 アンドパッド入社

2022年10月いよいよ入社です。事前にさまざまな手続きをオンラインで進め、入社1週間前に自宅にMacが届きます。Windows・Macが選べ、MacはUS配列とJIS配列も選べます。前職がWindowsでの開発だったので色々悩んだのですが、結局MacのJIS配列にしました。ただ、今この記事を書いているキーボードは元々持っていたUS配列のThinkPadのキーボードで書いているので、最初から素直にUS配列にしておけばよかった。。。

オンボーディング

少し脇道にそれましたが、入社当日はリモートで、2日目から5日目までは出社して、全体のオンボーディングです。そしてこのオンボーディングは本当にすごいなと思いました。元々建築・建設業界のことを知らないメンバーがいる前提、SaaSって何?という人もいる前提で、全職種共通でのオンボーディングで、建設・建築業界のこと、SaaSサービスとは、そこの業界でアンドパッドが何を実現しようとしているのかということを一つ一つ丁寧に、でも猛スピードでインプットされます。本当に疲れました。

ただ、このオンボーディングでアンドパッドの世界観を理解することができたことは、非常に助けになりました。必ずしも日常の業務の中でそれらの知識をフル活用するかと言われればそうではありませんが、自分が作っているものの価値や目的をピンポイントで理解するよりも、全体感を知った上で自分の担当するプロダクトを理解すると、他にもあるプロダクトとの相関関係であったり、個別プロダクトそのものの価値を理解しやすいと感じています。

そしてもう一つこのオンボーディングの効果として、「同期」という概念ができます。中途で同期ってなんか変な感じですが、この5日間で同じオンボーディングを受ける中で、お互いを理解することも進みました。中途で、かつこのリモート環境下だとどうしてもひとりぼっち感も出てしまいそうですが、アンドパッドでは同じ月に入った同期メンバーがいます。職種は違えど困ったことがあれば相談できる心強い仲間がいるということはとてもありがたかったです。同期用のSlackチャンネルで相談したり、時間があって出社するタイミングが合えばご飯食べたりもしますし、無駄話もします。

配属

私は引合粗利管理というサービスを作っているチームのEMとして入りました。冒頭で、「エンジニア組織の組織づくりをミッションとして」というくだりがありましたが、まずはアンドパッドの開発現場がどのように開発を進めているのかということを直に見ていくこと、そこでのミクロの課題も拾い上げていくということも大切です。そして何よりチームメンバーと一緒の目線でプロダクトを作っていくという現場感も大切にしたいと思っているので、とてもやりがい・面白みを感じています。

このプロダクトは仕様面でも難しいことが多く、さまざまな法律にも関係していたり、考えなくてはいけないことがたくさんあります。技術的な難しさもあり、たくさんの課題に立ち向かっているチームです。ただ、我々が考えなくてはいけないことが多いということは、それだけ今このサービスを使わずに業務を行っている方は、各個人それぞれで難しいことを行っているということになります。

自分達が難しい問題に立ち向かいそれを解消していく行為そのものが、ユーザーに価値を届けられることの証左でもあるので、それだけ貢献度が高いサービスということもできます。みんな前向きに自分達のサービスを良くしていこう、もっと便利に使ってもらえるようにと、取り組みを積み重ねているチームです。チームメンバーはとても前向きで本当にこのチームで良かったと思っています。

EMとしてまずは、みんなの仕事に馴染んでいくこと、チームを盛り上げていくこと、課題に集中してもらっているが故に見えなくなっている部分に対して、俯瞰している視点からの課題や観点を見つけ、みんなと一緒に考えていくことに重きを置いて毎日を過ごしてきました。ただ、業務的な専門用語もわからないので、一つ一つ調べたり教えてもらったりと、インプットの方が遥かに多かった1ヶ月でした。

2022年11月 2ヶ月目に突入

少しずつ慣れてきて1ヶ月が経ち、エンジニア組織の中での全体会が開催されました。(社内では四半期ごとに実施している会です) 当然私にとっては初めて尽くしでしたが、開催寸前で私にも少しだけお話させていただくチャンスをいただくことができたので、バタバタと準備して当日に臨みました。

讃えあう文化

ここでは直前の四半期での出来事の振り返りがあります。その振り返りの中でエンジニア組織の中での四半期のMVPや、MVT(チーム)の表彰があったり、みんなで頑張った個人やチームを讃えあうという文化がありました。今までではあまりこのようなことを経験したことがなかったので、純粋に良いなと思いました。これをみてそれぞれが讃えあいながらも、次は自分が!とか、次は自分達のチームが!と前向きに取り組もうとしていて、全員が前向きで良いなと感じています。個人的にはいずれはチームのメンバーだったり、自分の所属するチームのみんなが表彰されたいなと思っています。

また振り返りだけではなく、この次の四半期ではどのようなことを進めていくのかという話があったり、改めて気持ちを切り替えながら次に向かって走り出せる良い機会にもなっているなと思いました。だいぶ人数的にも大きな組織になっている中で、全員で数時間同じ時間を過ごすというのは、コスト的には結構だろうなと思ってしまいがちですが、それでも尚このような取り組みを大事にできるアンドパッドの開発組織は、良い組織だなとも思っています。

組織課題にも着手

アンドパッドは日々成長を積み重ねているプロダクトです。それに対して開発組織も十分に対応できるような体制を先手先手で打っていく必要があります。元々そのようなことを実現したいよねという経緯で入社してきている事もあり、開発組織全体の組織課題解決にも着手しています。

まだ入社2ヶ月ですがアンドパッドではこのような大きなミッションも託してくれます。息つく暇はありません。まだまだ詳細を語るには積み重ねが少ないのですが、いずれはテックブログで何か成果をお知らせできるようにはなりたいなと思っています。

2022年12月とこれから

そして今、このアドベントカレンダーを今書いている次第です。リモートワークで2ヶ月過ごしてきましたが、寂しくなることもなく、毎日が忙しく新鮮で楽しく過ごせています。スピード感に関してはもちろん速いですが、楽しく過ごせているからなのか、面白がって取り組めているので自分としてはなんとかなってるんじゃないかと勝手に思っています。

成長中のアンドパッドの開発組織では、大きな組織課題もあれば、足元の細かな課題もたくさんあります。今まで経験してきたことでアウトプットできるものもあれば、これからみんなで頭を悩ませながら作り上げていくものもあり、当初自分がやりたいと思っていたことに取り組めています。今後も自分の仕事の範囲を決めつけることなく領域を広げながら、出来ることを着実に開発メンバーにフィードバックしていきたいと思います。

2ヶ月経って感じていることは、まだまだアンドパッドでは色々な役割を担える人が活躍できる場もチャンスが数多くあると思います。また今日以降もアドベントカレンダーは続いていきますが、色々な個性を持った仲間たちの記事を読んで少しでも興味を持って頂き、アンドパッドの目指す未来を一緒に走ってもらえる人が一人でも増えたら良いなと思っています。

さまざまなポジションで仲間を募集していますので、詳しくは下記リンクから!

engineer.andpad.co.jp

hrmos.co

明日は、アンドパッドの開発組織のムードメーカーであり、Quality ControlチームのQCの冨士川さんが、何やらユニークな記事を投稿してくれるらしいです。お見逃しなく!